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テーマ・ノンフィクション

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)
(2008/04/18)
野村 進

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 大それたことを!と笑われるのを承知で言うと、いつか介護福祉についての本を書いてみたい。自分が介護の世界に入ってみて初めてその奥深さを知った。もっとほかの人にも伝えたい。
 介護職には、利用者について守秘義務がある。だから本当の「介護」について、一般の人はなかなか知ることができない。書店にあるのは介護保険のしくみとか施設の評価本、介護の手順書が多い。
 もっと介護される人・する人について読みたいといつも思っているし、自分が発信者だったら、と考えることがある。書きたいのはバクロ本ではない。介護の現実を知ることができて、なおかつ介護の仕事に就いてみたいと思ってくれるような、そんな本。

 私の「大それたこと」は、つまりノンフィクションを書くことにつながる。単なる文章読本ではなくて、ライターはどんな準備をし、どうやって書き進めていくのか知りたかった。本書では、実際に世に出た記事を盛り込んであり、起伏のある読書ができたと思う。

 まぁ、野望(笑)に取り組むのはかなり先になるんだけれども、筆者の「テーマ・ノンフィクション」の件は今日からすぐ参考にできる内容だった。もう数年続けているブログ、それは私の日記であると同時に、テーマ・ノンフィクションの集合体でもあるのだから。

 これからも日々の仕事について、感じたことや考えをきちんと書きとめておこうと思う。
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イニュニック

イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する (新潮文庫)イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する (新潮文庫)
(1998/06)
星野 道夫

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 星野さんにとってアラスカは憧れの地であると同時に、僕はここで生きていくのだと決意させた所だったと思う。そうでないと、こんなふうに自然について表現することはできない。

 最近の日本では、野生の熊が売店までおりてきて射殺された。道路脇にキタキツネを見つけて車を減速すると、むこうから近寄ってくる。私はそんな状況を見たり聞いたりしたとき違和感が強かったのだが、この本を読んでその違和感のもとが何なのかを見つけた。

 星野さんはアラスカにいる自分と野生動物のあいだに「はるかな星のような距離」を感じ、それを「闇が広がっている」ととらえた。しかし今に生きているという視点を通し、「すべてのものに、平等に、同じ時間が流れている」ことに初めて気づいたと言う。
 先の話で私が違和感を持ったのは、この感覚から逸脱した現実を目にしたからではないかと思う。売店の熊は「同じ時間が流れている」対象とされておらず、あんなに自然と人間が密接していながら共存できていない。キタキツネの場合は、人間とのあいだにもはや「闇」は存在しておらず、両者のバランスが崩れているからではないかと、私は考える。

 本書では、星野さん同様にアラスカに魅せられて住み着いた人々がたびたび登場する。「闇」、「同じ時間」を尊重して生きる彼らの生活もまた、私に多くのことを教えてくれた。本書を最後まで読んでみて、これは特にアラスカだけ、野生動物だけの話ではなくて命そのもののドキュメンタリーなのだなと気づく。『イニュニック[生命]』とタイトルにあるように。
 

今、目の前に横たわるカリブーの骨は、ゆっくりと大地に帰り、また新たな旅が始まろうとしているではないか。自然が、いつの日か私たちの想いに振り向いてくれるとは、そのことなのではないか。自然はその時になって、そしてたった一度だけ、私たちを優しく抱擁してくれるのではないだろうか。



 星野さんは、ロシアで取材中に熊に襲われて急遽された。私に、この本を与えてくださったことに大きな感謝をしたい。




注)本文中の斜字体部分はすべて本書から引用した。

新潮文庫 Yonda?

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古本屋で買った3冊。「カメラ入門」は昭和55年出版、まだデジタルカメラのことは書かれていません。私は最近またフイルムを使い始めました。おまけにそれはAFではありません。この本を読んで、絞りのこととかバルブモードのこと、フイルムの違いなど参考にしたい。古本価格100円。

あのころ、私たちはおとなだった (文春文庫)」 アン・タイラー著。面白そうだから買ったのはもちろんですが、表紙がすてきで気に入りました。ジャケ買いみたいなものですね。100円。

[枕草子REMIX (新潮文庫)] 酒井順子著。古典はあまり読もうという気にならないのですが・・・だって古文が分かりにくいから・・・でもこの本なら清少納言が身近に感じられそうです。あーだこーだと書き連ねる内容は、今も昔もそれほど変わらないのかもしれない。そう思わせるような本とのこと(まだ読んでないので)。100円。

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新潮文庫のYonda?応募シール、やっと50枚集めました! 記念すべき50冊目は「枕草子REMIX」でした。応募台紙はもう郵送したので、あとはパンダ時計が届くのを待つのみ! 楽しみです。

私について

チェリ

Author:チェリ
最後まで読まない(読めなかった)本も多いですが、基本的に本があれば幸せです。いつか図書館に住んでみたい。地震が起きたら本の重圧で動けないでしょう・・・そんな部屋に住んでいます。積読ばんざい! 本屋に行くと嬉しくて腹痛になりやすい人です^^;

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