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帰省の供 其の一

空は青いか―萬月夜話〈其の1〉 (講談社文庫)空は青いか―萬月夜話〈其の1〉 (講談社文庫)
(2009/01/15)
花村 萬月

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 以前に書店で『たびを』を見かけて以来、読んでみたいと思っていた作家、花村萬月さん。彼の「ブルースフルな日記エッセイ」です。
 彼の作品の中で、どうしてこの一冊を選んだのかというと、本書の帯にこう書かれていたから。

愛する駄犬・ブビヲ(♀)とともに、ゆるゆる歩く、読む、書く日々

 つまりブビヲの話を聞きたかったんですよ。でも読んでみたら、実際は彼の愛車に関するエッセイがほとんどでした(泣) おまけにオートバイがらみの記事も少なくて。車好きな人には大変面白く読める内容かもしれないです。私は4輪に興味がないもので・・・車は道具でオートバイは玩具という感覚、そのへんは花村さんと同感でしたが。
 なんだか、行きつけのバイク屋で、常連のおじさんに熱く語られてるような気分になる本でした(笑) 溺愛するマシンの話に始まって、軽薄?な話に及んだと思ったら今度は真面目な顔して語っている・・・それ私に説教してるのかしらと思ってしまうような空気がこの『空は青いか』に漂っています。でもそれが嫌だなあという感じではないですね。ちょっとクセがあるのねこの人、かわいいじゃない。

 この本は先日帰省のおりに、往路新幹線で一気に読みました。座りっぱなし読みっぱなしの疲労で、後半はあまり内容を覚えていないのですが(すみません花村さん)、あとがきの「夜、歩く」はいいですね。ブビヲ中心の話でほのぼのしました。こういうのが読みたかったんですよ(笑) 
 あまりにも分厚くて敬遠していた『たびを』、読んでみようかな。あれは小説というより、花村さんのオートバイ旅にもとづいた話らしいです。ここ数年、私は二輪から離れています。4輪旅とは違う、あの旅情というか、旅の感覚を思い出してみたいなあ・・・。


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私について

チェリ

Author:チェリ
最後まで読まない(読めなかった)本も多いですが、基本的に本があれば幸せです。いつか図書館に住んでみたい。地震が起きたら本の重圧で動けないでしょう・・・そんな部屋に住んでいます。積読ばんざい! 本屋に行くと嬉しくて腹痛になりやすい人です^^;

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